長浜保護区 米原地区会(米原市)maibara
1.地区紹介
当地区会は、4つの地区会がある長浜保護区の中の1つで、平成の大合併で4町(山東町、伊吹町、米原町、近江町)が米原市になったのをきっかけに、名称が「坂田地区会」から「米原地区会」へと変更になりました。担当する地域は県の東部に位置し、岐阜県や三重県に隣接しています。また、JR東海道線と北陸線の分岐点で、新幹線の停車駅となっている米原駅があります。さらには、名神高速道路と北陸縦貫道路のインターチェンジがあるなど、交通の要所となっています。
地区内には、国の重要文化財に指定されている伝教大師座増のある観音寺や、「梅花藻(ばいかも)」という水中花で有名です。また、中山道の宿場町であった醒ヶ井(さめがい)では鱒の養殖がされており、国の天然記念物になっている花畑のある伊吹山には多くの観光客が訪れています。
人口は約37,500人で、JR沿線には住宅が建ち並び若い人の住宅が増加する一方、山間地域では少子高齢化が進み地域格差が出てきています。
2.事業概要
地区会には13名の保護司がおり、総務・調査研修・地域活動・協力組織の4部会で活動をしています。少人数のためにまとまりは良く、情報交換等はスムーズに運営できています。しかし、現役で働いている人が半数程度いることから、定例研修への参加が少ないことが大きな課題となっています。このため、自主研修会は土曜日や日曜日あるいは夜間に行い、大学や外部の団体が開催する研究会にも、全保護司が参加できるように呼びかけています。その他、長浜保護区が主催する研修にも参加していますが、残念ながら令和2年度は、コロナ禍の影響で殆どが中止となりました。
7月の社会を明るくする運動では、市長への総理大臣メッセージの伝達式を始め、JR駅前や大型量販店前で街頭啓発を行っています。この啓発事業には更生保護女性会や高校生のボランティアに協力をいただき、啓発物の配布を行っています。また、地域の大半が加入している“ZTV”を通じて社明運動について放映していますが、一般的にこの運動についての認識や関心が低いため、今後のあり方については、今までにない工夫や仕掛けが必要だと感じています。
当地区会管内においては、非行や犯罪発生率は減少傾向にありますが、今後、非行や犯罪を起こさせないためには、幼少期から思春期における教育が必要不可欠だと考えています。
そのためには、保・幼・小・中・高での薬物防止教室開催等とあわせ、非行に走らせない教育指導について、今後は行政・学校・教育委員会・警察・更女・少年センター等の関係機関が協議のうえ、開催に向けて努力していきたいと思っています。