東近江保護区 日野地区会(日野町)hino
1.地区紹介
当地区会は、平成18年3月まで蒲生地区保護区として活動していましたが、市町村合併により東近江地区会と日野地区会になりました。担当地域は約8,000世帯、人口21,000人余りの小さな町で、合併せずに「自力の町づくり」を目指している県内6町の一つです。
町は戦国武将である蒲生氏郷(がもう うじさと)の生誕地としてや、お漬物として利用される“日野菜”が有名で、時にテレビで取り上げられる「ブルーメの丘」が、自然の中で遊ぶことができる大きな施設となり、多くの人が訪れる場所になっています。
2.事業概要
少子・高齢化、核家族化の進行など、人と人とのつながりが希薄になり、家族や地域での教育力が低下する中ではありますが、11名の保護司と青少年の健全育成を願う団体が協力し、平成29年度から交代で「中学校の朝のあいさつ運動」をすることを決めました。
毎週火曜日の朝、中学校の校門前で「おはよう」と声かけをしますが、髪の色や服装などの身だしなみなどが気になっても、一切注意はしないことを学校と保護司の間で申し合わせました。最初は照たり無視をして行ってしまう生徒も多かったのですが、徐々に生徒の方から積極的にあいさつをするようになり、また、遅刻が減り規律がよくなりました。
小学校でも、「見守りあいさつ運動」を始めたところ、最初は中学校と同じ状況でしたが、1年も経つと「おはようございます」という元気な返事が返ってくるようになりました。子どもの元気なあいさつと笑顔は、参加者の心をいやしてくれるものになっているところです。
7月の「社会を明るくする運動」の作文募集については、直接各小・中学校に出向いてお願いをしています。審査員として町の教育長、各学校の校長などにお願いをして実施し、全校から応募いただけることとなりました。平成29年には、その中の1つが県の最優秀賞を受賞することになったことで、町内各校の励ましになりました。
その他、社明運動の月間中には、ポスターの掲示やのぼり旗の設置、街頭啓発活動への参加、更生保護女性会が主催する集会への参加があります。
特に、女性会との協力で、毎年“児童自立支援施設”の生徒を招いて「一日お母さん」を行い、寸劇やゲームなどを一緒に楽しみ、お昼は一緒にカレーを頂きます。
就労支援等更生援助活動としては、協力雇用主の開拓、更生保護施設の処遇活動への協力、社会貢献活動への積極的参加と支援や、中学校等との連携活動の推進として、中学校教職員との懇談会を開催しています。
東近江保護区にもサポートセンターが出来、日野地区も利用させて頂いておりますが、車で約40分かかることから、常時利用することは困難です。
このため、日野地区会においても常時使用できる出来るサポートセンターのサテライト的なものがあればと思います。
しかし、令和2年度は新型コロナウイルスの影響ですべての事業が中止や縮小となったことは残念です。